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必見!アクリル画テクニック集15「ザ・マスキング」

こんにちは!
今回は、アクリル絵の具のテクニック集として15のテクニック
15番目の「マスキングをする」について記事にしたいと思います。
マスキングって中々色々なところで使われていて、へーって思う所で女性では当たり前かもしれないけどネイルとかでも使われているらしいし、あとは建築関係とかで塗装したりする時にも使うし、塗装といえばプラモデルを作る時なんかでもマスキングをしますね。
今回は水彩画なら時々は使うマスキングテクニックをアクリル画でも使うと言う事をお知らせしたいと思います。

 

マスキングとは

・ある特定の部分に色を付けたくない時にその部分をマスキングテープやマスキングのりで覆い,色が付かないようにする事。

 

 

マスキングの種類

マスキングの種類的には3種類あります。
画像は3種類写ってますがマスキングフィルムに関しては手元に無いので写ってません。

左から
・マスキングインクボトルタイプ
・マスキングインクペンタイプ
・マスキングテープ

 

・マスキングフィルム

 

それぞれのタイプの説明

・マスキングインク
マスキングインクにはボトルタイプとペンタイプの2種類あります。
ボトルタイプは筆を使って塗ったり、割りばしやインクを含み塗れる物なら何でも用途に合わせて使えます。
ただし筆の場合は安物の筆を使う事をお勧めします。
そして薄めた石鹸水に筆を付けてからインクに付けた方が傷みにくいです。

ペンタイプはそのまま書くようにして使えるので、凄く手軽に使えます。
複雑な形の物をマスキングするのに向いています。

一口メモ
ボトルタイプもペンタイプも使用前には2,3回振ってから使用してください。

 
・マスキングテープ
マスキングテープはシャープなエッジを利かしたい時や綺麗な直線を出したい時などに便利です。
 
・マスキングフィルム
マスキングフィルムは僕は全く知らなかったので「こちらのサイト」の方を見て下さい。
動画で分かるようになってました。
上質紙にマスキングフィルムを張りイラストを描きカッターなどで切りとり着色(リキテックススプレー)してからそのフィルムを剥がして完成のようです。

 

マスキングの進め方

・まず以前に「ブロックイン技法」で勉強した時に描いた絵を今回マスキングの材料として再利用します。

 


 

・先の広がって使いにくい筆をマスキング用につかいます。
・筆を薄めに溶いた石鹸水に付けます。

 

・そのままボトルの中に付けます。
(別の小皿に使う分を取っておくことをお勧めします。)

 


 
・マスキングで挟まれた親指の先端ラインの部分に色を付けます。
・薄い黄色っぽい色は後でもっと薄くなり少し見にくくなります。

 


 
・マスキングが一旦終わりすぐに使う事が無ければ、薄めに溶いた石鹸水で洗います。
その後水洗いをしっかりして良く拭き取りましょう。
ほっておくとすぐに固まってしまいます。

 


 
・エッジを利かした部分を作ってみるためにマスキングテープを貼りました。
絵の具を塗るエッジ部分はしっかり押さえましょう。
(マスキングテープの粘着に耐えうるしっかりした紙を使いましょう。念のためにテストも必要)

 


 
・次にペンタイプの物をつかってみます。

 


 
・細かいマスキングをペンタイプでしてみました。

 


 
・乾いたら色が変わるのでそれを目印にして、着色していきます。

 


 
・着色した色が乾いたら、いよいよマスキングを剥がしていきましょう。

 


 
・剥がす時はゆっくりと剥がしていきましょう。

 


 
・マスキングインクの部分を剥がす時は指でも剥がれるけど、ゴム系の物の方が綺麗に剥がれる。
・ペンタイプを買った時に一緒についてきた。

 


 
・完成しました。

 

・今回僕が言いたい事はアクリル画の場合にマスキングを使うテクニックとして
白抜きでは無くて前に塗った同じ色の層を残すことが出来ると言うこと。

中沢和人の作品集

・上の画像の左下に見えてる大きな葉っぱはその下に塗ったグリーンの色が綺麗だったので、マスキングインクで葉っぱの形に縁取り、小川の着色が終わった時点でマスキングインクを剥がしました。

 

マスキングを使う効果と魅力

・魅力は何と言っても手軽に使えること。
・最初に白抜きしておきたい部分にマスキングをしておけば後で気にすることなく上から着色していくことが出来る。
・丁寧に着色時に色分けをしなくていいので時間短縮が出来る

 

マスキングを使い分かった事

・入れ物の中で成分が固まってしまっているので、使用前には容器を振ってから使いましょう。
・キャンバスでなく紙のボードや水彩紙にマスキングをする時は傷みにくい紙やボードを使用する
・マスキングテープを張った後は上からしっかりと押さえて顔料が隙間に入り込まないようにする。
・アクリル絵の具なら上から色を覆い隠すことが出来るから、マスキングの必要が無いように思われるけど、塗った色を残したい時があるので、マスキングというテクニックは知っていて損は無いと思います。
それと、残した印象と上から塗った色の印象が違います。
・作業内容によってはやはりマスキングを使う方が断然便利な時もあります。

 

マスキングインクを剥がして地の紙質が傷つき易い物でもマスキングインクを水で薄めて塗れば紙質を痛めにくくなります。この場合でも薄めすぎると紙に浸透しすぎて後で剥がせなくなる事がありますので薄めすぎには注意です。

 

 

マスキングをすると傷みやすい紙
・100均で売っているコピー用紙
・水彩画用紙
・イラストレーションボード(MM)
 

マスキングをしても大丈夫な紙
・アルシュ
・ホワイトワトソン
・ウォーターフード紙

 

「水筆」

・水筆という物があり柄の部分に水が入った物なので、先が乾燥しにくい。

 

一口メモ

水彩画を描く時にマスキング液やマスキングテープを使うのなら、そのマスキングをはがす時に多少なりとも紙にダメージが残る場合があるので、しっかりした紙質の物を使う事をお勧めします。

 

 では以上で「マスキング」に関しての記事を終わります。
あなた自身で色々と試してみて楽しんでください。
15のテクニック集
  1. スグラフィート
  2. スカンブリング
  3. グレージング
  4. ステンシル
  5. ブレンディング
  6. ドライブラシ
  7. マチエールの作り方
  8. コラージュ
  9. ドリッピング
  10. スパッタリング
  11. スクレイピング
  12. ハッチング(クロスハッチング)
  13. ブロック・イン技法
  14. 有色下地を使う
  15. マスキングをする方法

以上の15のテクニックについて説明していますが、さらに全てのテクニックを同じモチーフ(賀茂なす)を使い「実践版」でお見せしています。

【実践】カンタン・楽しいアクリル画技法』もぜひ併せてそれぞれのテクニックを見比べて下さい。

 

最後まで読んでくれて、どうもありがとう!

 

 


では最後にまたまた
絶対にやるべき基礎デッサン」内で決めた目標の毎日10分デッサンの画像を良かったら見てください

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