こんにちは。
今回からは今まで必見シリーズでアクリル画の画力向上の為に勉強してきたことを、
京都を代表する野菜の「賀茂なす」を同じモチーフに使い実践版として、それぞれ表現していきたいと思います。
ではここから 「賀茂ナス」を使って実践していきます。
スグラフィートのやり方・進め方
使う道具と下準備
・パミスサンディー
・胡粉ジェッソ(絵の具の白でも良)
・ダイヤモンド精密ヤスリ(ほかに削れるものがあればそれで良)
・絵の具
・キャンバス(ボードでもよい)
・刷毛(無くても良い)
・紙やすり(無くても良い)
・キャンバスにパミスと胡粉ジェッソを1:1の割合の物を塗ります。
胡粉ジェッソを塗る意味は後で引っ掻いた時にハイライトの色を出すためやからホワイトでもいいですよ。
・一度乾いたらその上から再度、胡粉ジェッソをぬります。
・この画面では色が分かりにくいけど、間違いなく胡粉ジェッソの次にファインゴールドを塗っています。
ここからいよいよ背景着色
・使う色はブラック、ローアンバー、バーントシェンナ、ファインブライトゴールド、ディオキサジンパープル。
・ジェッソが乾いたら、ローアンバーとブラックを一度塗ります。
・上が乾いたら、バーントシェンナを軽く「グレーズ」します。
・背景にも軽く「スグラフィート」を施しておき少し印象を変えておきます。
・ここでのひっかき傷が軽い感じになって嫌やなーと思ったら、
上から再度、ローアンバーを「グレーズ」します。
・「スグラフィート」と「グレーズ」を繰り返せばなかなかいい感じになります。
・この時点で「賀茂ナス」をダイヤモンドヤスリで簡単に描いておきます。
いよいよ「加茂ナス」のスグラフィート
・ここでは簡単に「ディオキサジンパープル」を使い、「賀茂ナス」を表現しておきます。
・まず「賀茂茄子のヘタ」の部分の形をスグラフィートで描きだします。
・最初の「賀茂ナス」の画像を見ながら引っ掻いて行きます。
・光の当たっている所も「スグラフィート」だけで表現していきます。
・引っ掻いていくと「ゴールド」の色が出てきますが。
さらに光のイメージを強めたければさらに引っ掻きその下の「胡粉ジェッソ」の層まで引っ掻いて行きましょう。
・さらに引っ掻いて行きます。
・下の層の白が見えてきました。
・ここで上からの光による影を入れておき、「賀茂ナス」の下の方に土台からの照り返しも加えます。
・今回、濃くする場合は下地に其の用意が無かったためブラックとローアンバーを着色しています。
・ここで一番のハイライトをここで出していきます。
・そしてやっと仕上がりました。
「スグラフィート」実践で気付いたこと
・背景の部分に「スグラフィート」をした時ひっかき傷が乾燥した感じに見えて嫌やったけど、上から茶系の色を「グレーズ」すると深みが出て少し軟らかいいい感じになる。
・「スグラフィート」と「グレーズ」を何回か繰り返せばひっかき傷の色の層の違いも出すことが出来る。
・60分だけの作業だけでこれだけ表現出来るんだから、下地を盛っとけ計画的に創り上げ、削る道具も工夫をすればもっともっと面白い物が出来るだろう。
あなた自身で色々と試してみて楽しんでください。
以上の12のテクニックについて、全て同じモチーフ(加茂なす)を使って説明しています。
『【必見】アクリル画・テクニック集』もぜひ併せて参考にしてみてください。
それではみなさん、風邪などに注意して絵を描くことを楽しんでください。
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あなたのお役に立てると思います。
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「必見!アクリル画テクニック集15「グレージング」」
では最後にまたまた
「絶対にやるべき基礎デッサン」内で決めた目標の毎日10分デッサンの画像を良かったら見てください。
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