冬になると風邪・インフルエンザが流行します。
風邪は8~9割はウイルスが原因です。
風邪を引かないための予防には大きく2つに分けられます。
・『感染予防』ウイルスが体に入らないように予防する
発症予防と感染予防で、この冬、万全の態勢を作りましょう!
生活習慣
<手洗いうがい>
風邪ウイルスは、『手』を介した感染が一番多いのです。
だから感染予防で「手洗い」はとても大切です。
外出すると必ずどこかに触れるものです。
ウイルスは、至る所に付着しています。
ウイルスのついた手で、無意識に自分の鼻や口に触れることで感染するのです。
石けんで『正しく』洗いましょう。
また、インフルエンザにはアルコール消毒がとても有効です。
外出時に持ち歩けるアルコールスプレーやジェル、シート等も売られています。
また水でうがいをしても、ウイルスを殺す事はできませんが、
ウイルスを洗い流す効果は期待できます。
ただし、インフルエンザウイルスの場合は20分程で喉から粘膜内に侵入します。
なので、インフルエンザの予防として、うがいは明確な予防法とは言えません。
ただ、うがいによって喉を潤しておくことは、喉の粘膜の働きを盛んにさせる意味で効果はあります。
それに普通の風邪にはうがいは効果的なので、習慣づけましょう。
水道水には塩素が含まれ殺菌力が強く、ウイルスの活動も抑制するようです。緑茶には殺菌作用・抗菌作用があり、とても効果的です。
うがい薬 < 水道水 <緑茶
<睡眠>
睡眠時間が短いと体力が低下して免疫力が落ちてしまいます。
睡眠は十分に取りましょう。
規則正しい生活が、免疫力の高い体を作ります。
<食生活>
免疫力をアップするために、バランスのとれた食事を心がけましょう。
ビタミンA 抵抗力アップ!
(ブロッコリー・ほうれん草・人参・小松菜 など)
ビタミンC 免疫力アップ!
(いちご・かぼちゃ・いも類・ブロッコリー など)
ビタミンE 血行促進!
(大豆・ナッツ類・かぼちゃ・ブロッコリー など)
タンパク質 体の機能保持!
(魚・肉・大豆・卵 など)
いろいろな食品をまんべんなく食べることが大切です。
<湿度>
乾燥しているとウイルスが活性化します。
湿度を60~80パーセントに維持するようにしましょう。
ウイルスの増殖を防ぎ、感染予防になります。
換気も忘れずに。
<運動>
簡単な運動でよいので、日常的に体を動かしましょう。
運動をすることで体力がつき、免疫力がつきます。
また、適度な運動は、ストレス発散にもなります。
ストレスをためると免疫力が低下するので、日常的に身体を動かすようにしましょう。
<マスク>
「マスクは風邪予防にならない」最近そんな事を耳にします。
実際、一般的なマスクのフィルターは荒く、
ウイルスなんて簡単に通り抜けてしまう大きさです。
確かに、『空気感染』に関して言えば、予防にならないかもしれません。
でも実は、空気感染はあまり多くありません。
実際に感染として多いのは『飛沫感染』と『接触感染』なのです。
他人の咳やくしゃみ、会話などで飛び散る飛沫核(病原菌の塊)によって感染する『飛沫感染』にはマスクが役に立ちます。
そして、なんと言ってもマスクのメインは保湿効果!
喉や鼻には粘膜があり、そこには免疫細胞が多数潜んでいて、外からの病原体の侵入を防いでくれています。
でも乾燥すると、水分不足で粘膜が弱ってしまい、その役割が弱くなってしまいます。
マスクをしていると、呼吸に含まれる湿気や暖気が口の周りから逃げません。
だから、粘膜の免疫細胞はちゃんと効果を発揮してくれるのです。
そのため、もしもウイルスがマスクを通過してしまっても、
風邪を発症しにくいというわけです。
いじょうで「風邪をひかない私になる」は終わりますが、
「風邪・インフルエンザ予防に効く食品」の記事も出す予定ですのでそちらの方も読んで、風邪なんかに負けないで楽しい時間を持ちましょう。
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