9番目の「ドリッピング」です。
吹流し(ドリッピング)とは
ドリッピング(吹流し)とは絵の具の顔料を支持体に筆を使わずにポタリと落したり、流し込んだりして表現したり、その落とした絵の具の顔料をストロー等で息を吹きかけて動きを付けたりして表現する技法のこと。
・ドリッピング(吹流し)はモダンテクニックの一つで他にスパッダリング・デカルコマニー・マーブリング等があり偶然できる形や色を利用し絵を表現する技法です。
ドリッピング(吹流し)の効果と魅力
自閉症の治療のために絵を描き始めたことがきっかけで芸術家になる事が出来た女の子です。
下の画像はどう?
ドリッピング(吹流し)作り方、やり方
ドリッピングのやり方を説明します。
・絵の具
・筆(太ければ太いほど大きな水滴が出来る)
・ストロー
・画用紙やキャンバスなどの支持体
・絵の具を溶いたものを入れる容器(ペットボトルのふたがお勧め)
・周りに絵の具が飛び散るので新聞紙
・筆を洗う入れ物
・思わぬところに飛び散った時にすぐに拭き取れるウェットチィッシュ
・汚れても良い服装
・容器から吸い取り画面に落とせたり、画面から絵の具を吸い取ることが出来るスポイト
僕的にはスポイトは大変役に立ちました。
イエローを少し多めに溶く
(サラサラの状態)
筆に絵の具を出来るだけ吸い込ませる
・筆で画面に投げつけるようには出来るがどこに落ちるかは狙うのはなかなか慣れても難しい。
(予測不可能なのが良い)
・筆で投げつけた場合絵の具に勢いの跡が出る。
・スポイトの場合は投げつけるのは難しい。
・スポイトの場合は落とすような感じなので、大体の予測は出来る。
細かいしぶきはスポイトの中の量が無くなりかけた時に
勢いよく押し出す小さい飛沫が飛び散る。
ここで絵の具が乾く前に急いで
ストローで息を色々な方向から吹きかける。
ネ!簡単でしょ!!
上の絵は山吹の花や小さい葉っぱ等をドリッピング技法によって描いています。
「中沢和人の作品集より」
ドリッピング(吹流し)をして分かった事
・今まで勉強してきた色々な技法同様、このドロッピングも技術や知識をしっかりと身に着ければ僕やあなたの強力な味方になってくれるでしょう。
・自分自身の描く絵が少し硬いと思う人(自分のことを言っています)にはこの偶然性を利用する技術は面白いアイテムだと思う。
・波しぶきや草木、花火、宇宙空間などの場面で効果を発揮できる技法だと思います。
以上でドリッピングについての解説は終わります。
- スグラフィート
- スカンブリング
- グレージング
- ステンシル
- ブレンディング
- ドライブラシ
- マチエールの作り方
- コラージュ
- ドリッピング
- スパッタリング
- スクレイピング
- ハッチング(クロスハッチング)
- ブロック・イン技法
- 有色下地を使う
- マスキングをする方法
以上の15のテクニックについて説明していますが、さらに全てのテクニックを同じモチーフ(賀茂なす)を使い「実践版」でお見せしています。
↓実践版「ドリッピング」
『【実践】カンタン・楽しいアクリル画技法』もぜひ併せてそれぞれのテクニックを見比べて下さい。
それではみなさん、風邪などに注意して絵を描くことを楽しんでください。
風邪予防に効く食べ物が知りたいなーという方は、
をどうぞ。
ここでは風邪に負けない体を作るための、オススメ食品を載せています。
ぜひご覧ください。
あなたのお役に立てると思います。
最後までありがとう!
では最後にまたまた
「絶対にやるべき基礎デッサン」内で決めた目標の毎日10分デッサンの画像を良かったら見てください。
コメント