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自分の枠を超えて!(技術の継承) PART6

絆 -四葉のクローバー

こんにちわ、今回でいよいよ
「自分の枠を超えて!(技術の継承) 」
も最終章になりました。

僕が伝えたい技術は上の画像の下に広がる
キキョウをモデルにした草花です。

大きく引き伸ばした画像が下になります。

絆 -四葉のクローバーより

そう今回僕が技術の継承として伝えたい事は

  • 草花のボカシた雰囲気の描きかた
  • 草花が浮きあがって見える理由と見せるコツ

について書いて行きたいと思います。

見本 キキョウ

これは自宅に咲いていたキキョウの花で
花びらはこの花を参考にしていますが
葉っぱはあまり複雑にならないように
アレンジしています。

ではさっそくはじめます。

使う道具の紹介

真ん中の大きい筆は
大丈夫?そのアクリル画の筆選び!パート 1

でも紹介したようにこのアングルと言う筆は
角度が付いている分、細い線や
面に対しても使えるので扱いやすいです。

そしてその左の筆は細筆なんですが穂先が
傷んで開いてしまっていて
細筆としてはもう使えないので
今回別の使い方をします。

今回はパミスの下地作りに関しては省略します。
自分の枠を超えて!(技術の継承) PART3
でパミスの塗り方を説明しているので
良かったら見てください。

今回使う絵の具の紹介

左から
マースブラック
ディオキサジンパープル
フタロブル―(グリーンシェード)
フタログリーン(ブルーシェード)
パーマネントグリーンライト
イエローオキサイド
プライマリーイエロー
ニュートラルグレー

上の色は・・

GOCHA
 先生!!  僕同じ色持っていませんけど!もうだめですか?

和人
ハイ君の場合はダメですね! そのまま筆を置き黙っててください。
GOCHA
 

上の色は全く同じ色じゃなくても全然問題は有りません

ブラックは他のタイプの黒でもいけます。

イエローオキサイドはイエローに
少し苦みのあるような色があればいいです。
無ければイエローに少し茶色を混ぜてやればいけます。
要するに手前の浮き出る草花よりも
濁った色が出ればいけます。

背景の塗り方

下地でまず最初に使った色は
マースブラック
ディオキサジンパープル

フタロブル―(グリーンシェード)
フタログリーン(ブルーシェード)

一回目の下地の完成でしたが、
少し暗い感じがするので
さらに

ニュートラルグレー
フタロブル―(グリーンシェード)
を足して薄くしてみます。

これで下地の完成とします

 
和人
ここでちょっと小耳に挟んで欲しい事があります。実は今回僕自身は忘れて塗り始めてしまったんですが、皆さんには忘れないでしておいてほしい事があります。
それはパミスを塗った後、乾いてからサンドペーパーで表面のザラザラをなだらかにしておいてください。
サンドペーパーを使わなかっても描けるんですが、表面の凹凸がおおきいままだと色を塗ったラインがしっかり乗らないので、草花を浮き上がらせて描きたい時にラインを出す為に何度も同じラインの上に絵の具を載せる作業をしなくてはいけません。
だから出来ればサンドペーパーで表面をなだらかにしておく方が描きやすいです。

ボカシた葉っぱの描き方

上の画像の道具を使います
この画像の一番下の草花の一番深い奥にある
濃い影となってい部分から描いて行きます。

使う色

ディオキサジンパープル
フタロブル―(グリーンシェード)
<>フタログリーン(ブルーシェード)

このアングルと言う筆を使って描いていますが
無ければ丸筆等でも自分が使い易い物で
行きましょう。

この下の層の部分は上から描き足していく部分なので
この場所で練習しておくのも良いかと思います。

練習で収拾がつかなくなったら
また上から色を塗り再度始めましょう。

人生は失敗の上に成り立っています。

1つ描いたら乾いてしまう前に
すぐにトントンします。

出来るだけトントンし周りのラインをなくしてください。

ここでしっかりトントンしないとこの後が

トントンと進まなくなります。

GOCHA
 なんか目に付くし鼻にも付くし、色も変えたぁーるし…….なんか知らんけど、リリーフランキー思い出す!

色の濃淡は気にしなくても良いです。

フタログリーンとパーマネントグリーンで上の層を書き加えました。 同じようにボカシながら描き加えています。

さらに上の層の葉っぱをボカシながら描き加えて行きます

この画像の葉っぱは上からの光を意識して
フタロブル―
フタログリーン、
ニュートラルグレー
 パーマネントグリーンを少し加えて塗っています。

位置的に画面の上に来る葉っぱの方を
良くボカシておいて下さい。

空間的に奥にある葉っぱだとイメージしています。

ここまでで下に広がる葉っぱの部分は
だいたいは描き終わったことになります。

いよいよ花や茎の部分に移ります。

花や茎の部分の描き方

草花の見本

茎や葉っぱの色は
パーマネントグリーンライト
イエローオキサイド
ニュートラルグレー
を使います

ここでもトントンとボカシていくのですが
茎や狭い範囲の場合は
丁寧にたたき線が多少は太くなるのですが
太くなり過ぎないように注意が必要です。

ちょっと描いては丁寧にたたき
また描き足していくという作業を
繰り返していきます。

邪魔くさい作業ですが、
やるだけの効果と意味があるので頑張りましょう。

がくの部分は極細筆を使い同じようにボカシて行きましょう

一か所づつ丁寧に描き足して行きましょう

右上の方からの光を意識して色を塗って行きましょう。

光の当たる部分の
色はニュートラルグレーに少し
プライマリーイエロー

を加えて明るい色を作り光をイメージして
塗って行きましょう。

でも明るくなり過ぎないようにして下さい。

一ヵ所ぬったらすぐにまたトントンたたきボカシていく作業をしましょう。
そしてここまでがボカシて描く作業です。

次からやっと浮き出るように見せる作業に入ります

浮き出る草花の描き方

草花に使う色

フタロブル―(グリーンシェード)
フタログリーン(ブルーシェード)
パーマネントグリーンライト
プライマリーイエロー
ニュートラルグレー

ここは練習ですが頭の中で考えて
目立つ草花が何処に来ればいいかをイメージします。

光をイメージして描き込んでいきます。

ここで大事な事は
もうボカス事とは反対に
ハッキリとさせなければいけないという事。

絵の具の塗ったラインがパミスの凹凸でかすれてしまうので
上から何回もなぞって描いて行きます。

この画像を見て1枚上の画像と何か違いに気づく事は有りますか?

ボカシて描いた草のボカシ方が弱かったので
ボカシが弱かった場所にまた絵の具を置き
ボカシを強くしました。
少なかった葉っぱの量をボカシながら新たに描き加えました。

こんなことが出来るのも
アクリル絵の具の強みだなと改めて感じます。

そしてやっと紫の花を描き加えます

花びらの描き方

草花の見本

リキテックス製ですが問題ありません。

見本を見て描いて行くんですが
花びらの色のグラデーションを大事にしたいので
花びらの部分だけグラデーションメディウムを使って描きます。

花びらスケッチ画像

先ずは花びら全体の色をパレットに
ディオキサジンパープル</>
ニュートラルグレーを使い作ります。

その時に明るい色、中間色、濃い色の3色に
グラデーションメディウムを混ぜて作っておいてください。
そして作った色の濃さの中間色に
グラデーションメディウムを1から2滴たらします。
良く混ぜて花びら全体の形を塗って行きましょう。

花びらスケッチ画像

アルファベットAの所に中間色より濃い色を塗ります。
要するに3色作った中の1番濃い色です。

アルファベットBの所に3番目に濃い色を
細筆を使い淵ぎりぎりに塗ります
この時に濃い色と中間色が上手く混ざって
グラデーションが出来る様に
絵の具のついていない細筆で
立てのラインで混ざり合うように
筆を動かします。

花びらスケッチ画像

アルファベットCの所も同じように中間色の上から
濃い色を置き「草花の見本」の写真を見ながら
細筆で馴染ませてグラデーションをつけて塗りましょう。

花びらスケッチ画像のアルファベットD
の場所に光を意識して
ニュートラルグレーを使い
1番明るい色を描いて行きます。

光が当たるという事は当然影も出来るので
絵全体を見て描き込んでいきます。
影の色は

ブラック
フタロブル―パープルで塗りましょう

お疲れ様でした

以上が背景をボカシてポイントとなる物を
浮き上がらして描くための方法でした。

全体をまとめると
・背景をボカス事により人の目が焦点にあっている物に目がいくと言う事
・色もボカシたい物には濁った色を使う。
・浮き上がらせて見せたい物には出来るだけ鮮やかな色を使うと言う事です。

今回はここまでです、お疲れ様でした

どうも最後までお付き合いありがとうございました。

コメント

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