こんにちは。
前回、わかりやすく解説!【フレスコ画】その① では、
フレスコ画とはどんな技法なのか、を解説しました。
今回はその続きで、フレスコ画の制作手順などを解説していきます。
フレスコ画にチャレンジしてみよう
①漆喰を作ります。
②パネルに木枠をつけ、漆喰を塗っていきます。
漆喰が乾き切らない内に絵を描いてしまわなければならないので、
壁に描く場合や大きい作品の場合は、
1日で描く事のできる面積を決め、その分の量だけの漆喰を塗ります。
③表面を指で触って、水分が出てこなくなったら描き始めましょう。
(温度湿度にもよりますが、約1時間くらいかな?)
④下絵をトレースします。
下絵の輪郭にそって線香で穴をたくさんあけ、
それを漆喰の上にのせます。
そして穴から顔料をタンポで擦り込んで写し取ります。
⑤着色していきます。
先ほどのトレースの顔料は水をのせると、溶けて着色されますね。
透明水彩のような塗り方をします。
梅皿に顔料を水で薄く薄く溶いて、たっぷりの水分の絵の具で
色を重ねるように描いていきます。
⑥アクセントに、やや濃いめに溶いた絵の具で、
輪郭線を描いたり、ハッチングで影を入れたりします。
⑦完全に乾くまで数日おいておきます。
その後は何もしなくても、表面に炭酸カルシウムが結晶化し、
顔料はしっかりと定着します。
⑧完成!
あの有名な珍事件の絵画もフレスコ画だった
2012年に世界中を騒がせた、
絵画の珍事件を覚えているでしょうか。
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スペイン北東部のある村の話です。
1930年代に、最晩年のサラゴサの伝統画家エリアス・ガルシア・マルティネスは、
良く休養のため、この地を訪れていました。
その縁で、そこの教会の柱に絵を描き寄贈しました。
「ボルハの『この人を見よ』」
いばらの冠をかぶったイエス・キリストの絵です。
その絵こそがフレスコ画だったのです。
それから約80年後の2012年8月。
肖像画はすっかり傷み、表面が割れてボロボロになっていました。
教会に修復するお金が無く、
画家の子孫たちが修復費用の寄付を申し出るなど
水面下で事が進んでいる中、事件が起きたのです。
その教会へ通っていた、ある信心深い80歳のおばあさん。
「こんなボロボロのキリスト様じゃかわいそう・・」
自称画家のこのおばあさん、勝手に自分で修復し始めてしまったのです。
そして修復後の絵がこれだ!
どこかの島に生息している珍しい猿やん!
「えーわたしー誰―」って顔したはる。
おばあさんによると、まだ修復の途中段階らしい。
当然、マルティネスの孫は「作品をめちゃくちゃにされた」と落胆。
このニュースが修復後の絵のおかしさとともに、
世界中に発信され、話題になりました。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
色々な事でつまずいているのなら、
僕の好きな気に入っている言葉を聞いて!「夜明け前が一番暗くて、寒い!」そう!今はまだ夜が明ける一歩手前で
一番暗く、寒い状況かもしれないな!
俺はそう思う事で頑張っています。
あなたも諦めずに楽しんでな。
では最後にまたまた
「絶対にやるべき基礎デッサン」内で決めた目標の毎日10分デッサンの画像を良かったら見てください
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