アクリル画の技法にモダンテクニックの
スパッタリングっていうのが有ります
この技法は絵の仕上がりに大きな変化を与えてくれる技法です。
今回はこのスパッタリングのやり方を変えることで
仕上がるイメージや
スパッタリングの注意点などを解説していきます。
簡単な技法ではあるんだけど
自分が思うイメージのスパッタリングをするのって中々難しい
ちょっとした事でイメージ通りに上手くいかない時があるので
実際にスパッタリングをやる時はテストをしてからの方が
今現在の筆先の絵の具と水の量は適正なのか
今現在の網の絵の具と水の量は適正な状態にあるのか
という事を理解しておくためにも
やっぱりテストをしてからの方が確実です。
・網を使ったスパッタリングのあるやり方で勢いを与える
・左側にある細かい方の網の目は約1ミリ
右側にある網の目の大きさは約6ミリほど
1ミリほどの網の目の大きさの場合は絵の具の顔料に
水分の調節ではスパッタリングは上手く出来ない。
右側の6ミリの網の目の大きい方なら結構使いやすい。
でも良く見てもらったら分かると思うんやけど、一粒一粒が長ぼそくある方向を向いて飛んでいるのが分かると思います。
これは歯ブラシをある特定の一定方向に一気に動かすことで簡単に出来るよ。
粒の大きさは次の項目で解説します。
・スパッタリングの粒の大きさに変化を与える
スパッタリングに勢いをもっとつけたい時は筆を使えばもっとダイナミックな勢いがつけられる。
その場合は絵の周りに汚れないように新聞紙などを敷いておこう、
そして自分の服も汚れても良い物を着ておこう。
・吸い込みの良い下地、吸い込みの悪い下地にスパッタリングをした場合
吸い込みに良い下地のスパッタリング
・吸い込みの良い下地の場合は絵の具をどんどん吸収していくんでボワーンとした柔らかい雰囲気のスパッタリングになります。
イラストレーションボードにスパッタリング
上の2つのスパッタリング画像は同じ筆を使ったものです。
2種類の画像を見比べて粒の小さいものを見比べて貰うと大体同じ高さから画像をとっているのが理解してもらえるかなと思います。
・スパッタリングする色と合した下地を塗っておくと
スパッタリングした時の効果が上がる
・スパッタリングする色に合わせるのか、モチーフの色に合わせるのかは絵描きさんによるだろうけど
個人的にはモチーフからスパッタリングする色を考えて先にベースとなる色を軽く塗っておくとスパッタリングがより魅力的に見える。
次回は次のラインナップを解説していきます。
・同系色でも透明色と不透明色で使いわける
・スパッタリングを擦り付ける
・スパッタリングを取り去る
では最後まで読んでくれてありがとう。
では最後にまたまた
自分のイメージ通りの人物スケッチが出来る様になるための
「新たなチャレンジ!毎日スケッチ力を高める方法」内で新しく決めた毎日インプット・アウトプットの画像を良かったら見てください。
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