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驚異の色の組み合わせで人を操るスーパーマーケットの技

主婦なら毎日のように行くスーパーマーケット。
陳列の仕方は、色の組み合わせを使い色んな心理作戦に基づいてレイアウトされています。

その中でも今回は『色彩効果』を中心にお話したいと思います。

ほら、あなたも『色』に操られているかもしれませんよ。

入口の罠

まず、あなたがいつも行くスーパーマーケットを思い出してください。

入口から入ります。
はい、まずなにが並んでいますか?

GOCHA
 ゴメン!ワシ、スーパー行った事無いねん、当然知ってくれてると思ってたけど知らんかったん!?
和人
 当然知ってますよ、貴方の出生の秘密も。黙るのも仕事なんやで!
GOCHA
 どっかで聞いた事ある、以前どこかで聞いたような!

だいたいの店には、入口に果物や野菜が並んでいます。

リンゴ、いちご。
オレンジにバナナ。
緑の中にある真っ赤なトマトは、鮮やかで美しいですね。

実は、鮮やかな暖色には、アドレナリンの分泌を促す効果があるんです。
まず最初に鮮やかな暖色で食欲を刺激され、購買意欲が高まるそうです。

飲食店の入り口に赤い提灯がぶら下げられているでしょう。
あれも、人の食欲を刺激し、店内へ誘うためなのです。
これも立派な色彩効果ですよね。

陳列棚の並べ順で起こる錯覚

野菜や果物などのカラフルな商品は、
「赤→黄→緑→青」と色相順で並べたほうが、
色相がバラバラに並べられた時よりも効果的です。
グラデーションで並べた方が、人の視線を引き付けるのです。

GOCHA
 ワシもスーパーマーケットっちゅうもんに行きたい!

その中から一番きれいで鮮やかな物を選んで買ったのに、
帰ってから見てみるとイメージが違った・・なんてことないですか?
たくさん並んだ数と色で、初めてグラデーションの色の組み合わせの効果を発揮するのです。

実際よりも良くみせるテクニック

オレンジ色のみかんが、赤いネットに入っていますね。

これは、実際のオレンジ色よりも、赤味を帯びて見える錯覚を起こしているのです。
赤味を帯びることによって、より美味しそうに見せるのです。

これを『同化効果』といいます。

オクラも緑のネットに入っていますね。
これも、オクラの緑をもっと鮮やかな緑に見せるための作戦なのです。

次は鮮魚売り場。そして精肉売り場。
マグロの刺身に緑の大葉が添えられていますよね。

牛肉に緑のバランが入っていたり、トレイにバランの柄が入っている事もあります。

マグロやお肉の赤い色を美味しそうに見せるテクニックです。

これを『補色効果』といいます。

『補色』とは、色相環で真向いの位置にある色同士の関係です。

補色関係の色を合わせて使うことで、それぞれの色がより鮮やかによりはっきりと目に映るのです。

人がある特定の時に心惹かれる色があったらそれには理由があります。
詳しくは「色が教えてくれる色彩心理

パッケージの色で売り上げが変わる!?

パッケージはカラフルなものや、おしゃれなものなど
ずらりとたくさん並んでいます。

私達は、それをひとつずつ手に取って吟味していくわけではありません。
まずはパッと見て「美味しそうだな」と気になった物を手に取り、
それから商品の内容を確認するのです。

パッと見た時に何を基準に手に取るのか?
パッケージの形には、さほど大きな違いはありません。

一番目につくのは『色』です。

食品のパッケージの色には、その商品のイメージを決める大事な要素になります。

それでは、パッケージの色で人は一体どんなイメージをもつのでしょう?

赤・・・刺激的、躍動感、情熱、興奮、挑戦

青・・・涼しい、冷たい、清潔感、集中

黄・・・活発、元気、希望、幸福

緑・・・安心、健康、自然、癒し

白・・・清潔、純粋、神秘、柔らかさ

黒・・・高級、神秘、力強い、重厚

また、パッケージの色を、商品そのものの色で伝えているものもあります。

例えばチョコレート。

ダークチョコレート→濃いブラウン
ミルク→薄いブラウン、または白
イチゴ→味ピンク
抹茶味→緑色

カレールーは、色で「辛口」「甘口」をイメージして、わざわざ表記を見なくても、なんとなく伝わるものです。

赤と黄→子供を連想→甘口
黒→コクや高級感→大人向け

黒の中に赤があることで、刺激的な印象を与え、
「激辛」をイメージすることができます。

GOCHA
 確かに赤い色のスープを見たら辛いんかなって思ってしまうな、これが驚異の色の組み合わせによる効果かー

そしてパッケージの色は、中身の味を表すもの、イメージを表すもの、
また、品質やグレード感を表すものもあります。

ただ、たくさんのメーカーが、同じように色を表現していたのでは、
消費者へのアピール力が弱くなってしまいます。

最近では、あえて地味で素朴なパッケージにすることで、
カラフルな中で逆に目立ったり、
「自然」「エコ」をイメージさせ、消費者の手に取ってもらうことに成功しているものもあります。

どうでしたか?色ってホンマに奥が深くて面白いですよね!
ぼくもまだまだもっともっと勉強して自分の描く絵に取り入れて行きたいと思います。
中沢和人の作品集

では最後まで読んでくれて本当にありがとう
では又逢う日まで

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では最後にまたまた
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