こんにちはー
今回はいよいよ画面の印象を大きく変える桜の表現の描き方の解説に移っていきますよー。
正直この桜の着色に取り掛かっている時はもうすでに焦りの中に居ました。
(フランス出発が目前!!)
でも心の中では
まぁなんとかまだ間に合うだろうと思っていた部分もあり
でもそんな気持ちも9月の2回の3連休が風邪による体調不良によりぶっ飛んでしまったありから、笑えなくなってしまいました。
仕事はいかなアカン状態やし、栄養剤で何とか誤魔化し家に帰って来てなんとか少しでも進めていくってかんじでやってましたね。
楽しみにしていてくださいね!!
いよいよ桜着色だー
ここはどんな枝振りや、どんな風に花びらを付けたらいいのかを考えたりしていきました。
門の左上の桜
奥の木の太陽の光に近い所はピンク系の色で、手前の桜の木は陰になる部分が多くなるので、青、紫系の色を使って構成しますー。
桜の描き方手順
ここで気を付けるポイントは
さくらの枝が何処まで伸びて何処に花びらを咲かせるのかっていう構図ですね!
手前の花びらもまた
少し大きめに花びらを置いていきます。
奥の舞妓さんの方向に伸びる桜は少し雑でもいいかなくらいに描いています。
花びらの光は
太陽に近い所の桜は多めに光を受けているようにしなければいけないので明度の高い色で縁取りをすることで太陽に光を浴びているようにしました。
左奥に咲く桜の花は隙間からの光を受けているように表現したかったのでチラホラ光が当たるようすを表現したいので、所々にだけ色を乗せます。
下の画像を見比べてくださいね!。
ね!全然違うでしょう!!
さくらの背景のひさしの色も桜がもっと目立つように
色濃くしました。
舞妓さんを描いていこう!
先に舞妓さんを描いていきます。
舞妓さんの印象によって
後に描く枝垂桜の花びらの位置や印象などを変える事になるので。
舞妓さんの着物の色は青色を基調としています。
舞妓さんの仕上がりイメージ
普通の逆光の印象にはしたくなくて
シッカリと舞妓さんの着物や綺麗な印象を残した逆光の表現をしたいと思っていた。
オレンジ系の色味で画面右側の肩口から
イメージをリアルに
とにかく色々な逆光の画像を探すことからはじめました。
テレビCMやパソコンの中の参考画像を
舞妓さんの着色方法
トレーシングペーパーに写し取っていた舞妓さんの位置を全体のバランスを見ながら原画の上で合わせたらトレース(原画に写す)していく。
まず舞妓の夏雪の上半身にオレンジ系の色味を置いていく。
その後帯を残して下の着物へと彩色していき
陰の部分や、光の当たる部分の着色をしていきました。
そして肩口は自分のイメージに沿うように
オレンジ系や黄色系の色味をコテコテにならないように少しずつ色を乗せていきました。
大きな枝垂桜の表現をするときがやってきた!
やっぱり難しかった!
花びらって難しいんですよねー
優しさと儚さを持ち合わせる表情を持たせたかったので、
柔らかさと、儚さを大切にしたかったので
なんとか透明感が出せるように心がけました。
そして最後に花吹雪を散りばめよう!
・花吹雪もこの画面を彩る大切な存在だと最初から思っていました。
・花吹雪によってこの夏雪たちの複雑で繊細な温もりを表現出来るんだと思っていたので。
なんとか、貴方にも役立つようにと記事を書いて来たつもりだったけどどうやったんやろうか、ちょっと心配。
僕がこの絵を描くために準備をしてから2度目の完成を終えるまでに約半年が掛かりました。
でも僕は確かに今回のこの絵は時間が掛かり過ぎたなという面もあるけど、もともと
自分の絵は創り上げる絵でありたいと思っているので時間が掛かり、手間を要するのは仕方がないと思っています。
だからこれからも1枚の絵にシッカリと向き合い仕上げていきたいと思います。
ではまた!
本当に最後まで見てくれてありがとう!!
「僕がフランス滞在で思った事、教わった事!!」もよろしく!
絵を描いて来てそろそろどこかのイベントや公募展に出したりする時は
出来る範囲でいいので、高いレベルの所に出そう!!
なぜなら
心の問題なんやけど、近所のおじさんや友達に見せるのと、どこぞの大統領に見せるのでは気持ちの入り方も違うよね。
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