ワークショップの告知をしまーす。
ワークショップを開催します

この夏たった3時間で満足感のある1枚の絵と感動できるワクワクアート体験をしませんか!

詳しくはこちら

喜!ルーブル美術館、アートショッピングの作品完成に向けて!END

ルーブル美術館イベント作品 「もう大丈夫だから!」

こんにちはー
今回はいよいよ画面の印象を大きく変える桜の表現の描き方の解説に移っていきますよー。

正直この桜の着色に取り掛かっている時はもうすでに焦りの中に居ました。
(フランス出発が目前!!)
でも心の中では
まぁなんとかまだ間に合うだろうと思っていた部分もあり

和人
 丁度ひやひやとドキドキの間に居たって感じですねー

でもそんな気持ちも9月の2回の3連休が風邪による体調不良によりぶっ飛んでしまったありから、笑えなくなってしまいました。

和人
 メチャ焦ってもうプチパニック!

仕事はいかなアカン状態やし、栄養剤で何とか誤魔化し家に帰って来てなんとか少しでも進めていくってかんじでやってましたね。

和人
とにかくこの絵だけはとりあえずは絶対に完成させて持って行くって気持ちだけでやってました。
このルーブル出品作品の制作動画を近くどこかでupする予定なので、またお知らせします。
楽しみにしていてくださいね!!
 
 

 
 
では、桜の所から進めていくよー
 

いよいよ桜着色だー

ここはどんな枝振りや、どんな風に花びらを付けたらいいのかを考えたりしていきました。

門の左上の桜

門に近い奥と手前のこちら側の桜の木に分けて考え構成していきました。
奥の木の太陽の光に近い所はピンク系の色で、手前の桜の木は陰になる部分が多くなるので、青、紫系の色を使って構成しますー。
 
 
 

桜の描き方手順

先ずは奥の桜の花びらを置くように絵の具を置いていきます。
ここで気を付けるポイントは

 

さくらの枝が何処まで伸びて何処に花びらを咲かせるのかっていう構図ですね!

 
それを決めてから絵の具を置いていきました。
そして奥の花びらが描けたら
手前の花びらもまた
何処に花びらをつけていくのかを決めて少し丁寧に
少し大きめに花びらを置いていきます。
そして手前の桜ほどハッキリと
鮮やかに描くようにしてますよ。
 
そして太陽の光が当たる所は、薄い黄色系の色を使い桜を縁取るようにして描いています。

奥の舞妓さんの方向に伸びる桜は少し雑でもいいかなくらいに描いています。

上に伸びている手前の桜は最初、雑に描いた後に花びらを一枚一枚色をのせるように着色していっています。
 
 
 

花びらの光は

太陽に近い所の桜は多めに光を受けているようにしなければいけないので明度の高い色で縁取りをすることで太陽に光を浴びているようにしました。

左奥に咲く桜の花は隙間からの光を受けているように表現したかったのでチラホラ光が当たるようすを表現したいので、所々にだけ色を乗せます。

 
絵の左上の2本の桜の木はフランスから帰ってきてから更に色の修正をして印象をもっと鮮やかにしてみました。
下の画像を見比べてくださいね!。
 
 
 

出発直前の画像


帰国後の画像

 

ね!全然違うでしょう!!
さくらの背景のひさしの色も桜がもっと目立つように
色濃くしました。

 
 
 

舞妓さんを描いていこう!

手前に伸びて下に下がる枝垂桜は後にして
先に舞妓さんを描いていきます。
 
GOCHA
画像ではもう入っちゃってますけど!!
 
 
何故かと言うと
舞妓さんの印象によって
後に描く枝垂桜の花びらの位置や印象などを変える事になるので。
 

舞妓さんの着物の色は青色を基調としています。

舞妓さんの仕上がりイメージ

最初にこのスケッチを描いた時から
普通の逆光の印象にはしたくなくて
シッカリと舞妓さんの着物や綺麗な印象を残した逆光の表現をしたいと思っていた。
 
その段階での仕上がりイメージは
オレンジ系の色味で画面右側の肩口から
光が差し込んでいる印象を与えたかったんです。
 
 

イメージをリアルに

とにかく色々な逆光の画像を探すことからはじめました。
テレビCMやパソコンの中の参考画像を

とにかく探して見まくり自分のイメージに合う物を探してテストをしていきました。
 
 
和人
 でもやっぱり難しい!! 中々合わない
 
自分のイメージに合わせ過ぎると背景の空に溶け込んでしまい目立たないし、目立つように意識しすぎると、逆光感が無くなってしまうので、本当に何度も何度も塗り直しをしました。
どんな塗り方が一番合うのかを
 
そしてフランスから帰ってきてやっぱりまだ納得のいく物じゃなかったので又上塗りを繰り返していきやっと何とか今の自分では、これが限界だろうという所までは描けたんじゃないかと思う。
 
 

舞妓さんの着色方法

トレーシングペーパーに写し取っていた舞妓さんの位置を全体のバランスを見ながら原画の上で合わせたらトレース(原画に写す)していく。

まず舞妓の夏雪の上半身にオレンジ系の色味を置いていく。


その後帯を残して下の着物へと彩色していき

陰の部分や、光の当たる部分の着色をしていきました。

そして肩口は自分のイメージに沿うように
オレンジ系や黄色系の色味をコテコテにならないように少しずつ色を乗せていきました。

和人
主に水彩絵の具多目でのばすように着色したよ!
 
 

大きな枝垂桜の表現をするときがやってきた!

・手前に伸びる2本の枝垂れ桜
やっぱり難しかった!
花びらって難しいんですよねー
和人
 花びらに少し黄色味があるおかげで空気感がでたと思う! 
 
・この風景の中で咲く花には
優しさと儚さを持ち合わせる表情を持たせたかったので、
柔らかさと、儚さを大切にしたかったので
なんとか透明感が出せるように心がけました。
 
 
 
和人
 何とか出せたやろうか!?
MACHA
 ウチは良いと思うよ、好きやで !

そして最後に花吹雪を散りばめよう!

・花吹雪もこの画面を彩る大切な存在だと最初から思っていました。
・花吹雪によってこの夏雪たちの複雑で繊細な温もりを表現出来るんだと思っていたので。

和人
 花吹雪も柔らかさや、透明感そして位置なんかも何処にどの大きさを持って来るのかを慎重に考えて置いていきました。
皆さん本当にこんな備忘録的な物を最後まで読んでくれてありがとう!
なんとか、貴方にも役立つようにと記事を書いて来たつもりだったけどどうやったんやろうか、ちょっと心配。

 

僕がこの絵を描くために準備をしてから2度目の完成を終えるまでに約半年が掛かりました。
でも僕は確かに今回のこの絵は時間が掛かり過ぎたなという面もあるけど、もともと
自分の絵は創り上げる絵でありたいと思っているので時間が掛かり、手間を要するのは仕方がないと思っています。
だからこれからも1枚の絵にシッカリと向き合い仕上げていきたいと思います。

ではまた!
本当に最後まで見てくれてありがとう!!

 

フランス滞在で教えて貰ったこと感じた事を記事にしました。
「僕がフランス滞在で思った事、教わった事!!」もよろしく!
 
和人の一言

絵を描いて来てそろそろどこかのイベントや公募展に出したりする時は
出来る範囲でいいので、高いレベルの所に出そう!!

なぜなら
心の問題なんやけど、近所のおじさんや友達に見せるのと、どこぞの大統領に見せるのでは気持ちの入り方も違うよね。

和人
そんなギリギリの状態の時に人の実力の範囲って広がっていくもんなんだと思うから、頑張って、楽しんでみよう!。
 
 
和人
最後まで読んでくれてありがとう
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました