こんにちは元気ですか!
僕はしこたま元気です!(笑)
今回の記事は前回と同様あまり聞きなれない
「マルチサイジング」
っていう液体についてです。
マルチサイジングってのは簡単に言うと
滲み止めの「どうさ液」です。
・マルチサイジングって何なの?
簡単に言うと上でも書いたように「どうさ液」の事です。
「どうさ液」とは滲み(にじみ)止めの事です。
ホルべインの解説によると
「水を吸い込みやすい紙に塗布する事で、水彩絵の具の吸い込みを抑える事が出来、
紙の色が変わることなく、絵の具の発色も助けてくれます。」とあります。
・マルチサイジングの効果は?
ではここから実際の効果を見ていきます。
絵具はアクリル絵の具を使っています。
・木枠に塗ってにじみをチェック
・こちらは木枠にそのまま絵具を塗ってみました。
すると塗りだした左側から、僅かに滲みだしているのが分かります。
・こちらは、まず木枠にマルチサイジングを塗って完全に乾いてから、絵の具を着色してみました。
すると僅かに滲んでいる程度だったので上のノーマルに比べると滲みを抑える効果が認められました。
・次は布地に着色してみる
この上の画像はどちらがノーマの布地か分かりますか。
目的に合わせて使い分け
・以前地塗り剤の時に紹介した事があるんやけど、
ジェルメディウムと比べてみた結果を見て下さい。
・一目瞭然でジェルメディウムの勝ちーってくらい差が歴然で絵の具が定着してますね。
・もう一度この画像を見て下さい。
・ジェルメディウムは塗った所はゴワゴワしている。
・マルチサイジングはほぼサラサラとしている。
・ジェルメディウムは乾いた時に下地が暗い色だと完全な透明にはならない
・マルチサイジングは乾いたらほぼ透明
・マルチサイジングの定着力は?
・上の画像の説明
ただのスケッチブックを使っています。
上段から解説していきますよ。
・上段は全く絵の具にも下地にも何も手を入れていない状態で着色。
・中段は絵の具にペンティングソルベントを混ぜた状態で着色。
・下段は着色の前にマルチサイジングを塗って乾いた状態で着色。
上の3つの条件で緑色に着色した上を塗れた少し硬めの刷毛で数十回こすってみたのが上の画像です。
・こちらのテストではノーマルが一番弱くて
次にマルチサイジングを下に塗っておいた絵の具が2番目に定着力が弱い結果となった。
以前書いたペンティングソルベントの記事内容とは違う結果になりました。
今回のテストとペンティングソルベントの記事の時と何が違うのかというと
ひょっとして、そのペンティングソルベントの記事の中では下地にジェッソを塗ってテストをしていたのでまた違う結果になってしまったのかも知れない。
以上がペンチングソルベントについてでした。
「だって人を笑顔にする事が出来るんだから。」
「だって人に希望を与える事が出来るんだから」
「自分も身近な人も笑顔に出来るんだから」絵描きでよかった!
本当にそう思う。
では最後にまたまた
自分のイメージ通りの人物スケッチが出来る様になるための
「新たなチャレンジ!毎日スケッチ力を高める方法」内で新しく決めた毎日インプット・アウトプットの画像を良かったら見てください。
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